相続財産に所得税はかかるのか? | 相続の申告って大変?

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相続財産に所得税はかかるのか?

収入があるのならば、所得税がかかります。
では相続財産を受け継いで収入があった場合も、所得税はかかってしまうのでしょうか。
先に結論を言えば、「NO」です。
ただし所得税はかかりませんが、相続税はがっつりとかかります。

まずは、「3,000万円+600万円×相続人の数」を計算してみて下さい。
例えば夫が亡くなり妻と子供と2人が相続人になった場合、「3,000万円+600万円×2」で4,200万円という数字が割り出されます。
相続する財産の合計が4,200万円以下であれば、相続税はかからず申告する必要はありません。
「3,000万円+600万円×相続人の数」で割り出された額は、基礎控除額です。
相続財産が基礎控除額内であれば、相続税の申告は不要です。
ただ仮に基礎控除額である4,200万円以上の財産があったとしても、所得税の申告は不要です。
しかし相続税の申告・納税義務は発生するので、注意して下さい。

ただ被相続人が生前に手がけていたビジネスを相続して収入を得ているのなら、所得税の申告は必要です。
例えば7月31日に被相続人が亡くなれば、その年の1月1日から7月31日までは被相続人の収入、8月1日から12月31日までは相続人の収入になります。
被相続人が得ていた収入の確定申告を「準確定申告」と言い、死亡日から4ヶ月以内に行わなければいけません。
ちなみに相続人の収入に関しては、いつもの確定申告と同じです。

相続した土地・不動産・株価を売却して収入を得た時も、所得税の申告が必要です。
相続税もかかり所得税もかかるとなると頭が痛くなりますが、「相続財産を譲渡した場合の取得費の特例」を用いれば節税になります。
特例が適用になるのは、相続税が課税されていた場合ではあるものの、利用しない手はありません。

税金のシステムはかなり複雑で、相続した財産に所得税がかかるのかどうかわからなくなります。
もし所得税の相続でつまずいたのなら、税理士まで相談してみてはいかがでしょうか。